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自由面を形成して岩盤を破砕するには、岩盤の引張強度が圧縮強度の1/8〜1/20程度であることを利用して引張応力を加えることにより破砕します。 |
例えば割岩工法では、割岩孔の壁面に圧力を加えることにより割岩孔の円周方向に引張応力を発生させて、この引張応力を自由面に向けて作用させることにより亀裂を発生させて破砕します。自由面を形成するときに自由面が連続せずロックブリッジが残ると、ロックブリッジを破砕するために圧縮応力が必要となり割岩効率に非常に不利となります。そのため、自由面を形成するときはロックブリッジを残さずに施工することが重要となります。
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FONドリル工法は、連続孔を穿孔する際に、隣接する既設孔にSABロッドを挿入し、ビットをSABロッドに接触・打撃させながら穿孔する方式です。そうすることにより、ビットとSABロッドの間にロックブリッジが残らず、他の工法に比べて自由面の連続性が優れています。
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